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それ、誰の仕事?──境界線が溶けた現場の整理整頓

著者:カオリ隊長

気づいたら、仕事が増えている。

頼まれた記憶はない。
でも、なぜか自分がやっている。

本書は、「押し付けられている人」を煽る本ではない。
誰かを怠け者にする本でもない。

現場で起きているのは、能力差でもやる気の差でもない。
役割の境界線が言語化されていない構造である。

「ついで」「一応」「念のため」で増えていく仕事。
依頼の形をとらないまま引き受けてしまう作業。
いつのまにか“やって当たり前”になる役割。

そして、その負荷は、やさしい人に集中していく。

本書は、その構造を静かに分解し、
本来の配置へと戻すための整理整頓である。

我慢し続ける必要はない。
爆発する必要もない。
正論で戦う必要もない。

「やらない」のではない。
「仕事を返す」。

境界線を引き直すだけで、
現場は驚くほど静かになる。

やさしい人ほど、仕事を抱えすぎる。
でも、その役を降りても大丈夫である。

これは、ちゃんと立って働き続けるための本である。

ポポッ──それ、ほんまに自分の担当か、一回置いてみ。


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