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友達と仲間図鑑 ──接着剤のない友情論

著者:カオリ隊長

ある日、風呂上がりに頭を拭いているとき、ふと浮かんだ。

「友達と仲間って、何が違うんやろう。」

そこから、この本は始まった。

人はいつも何かに属している。
友情。仲間。団体。会員。ファンクラブ。思想。サブスクリプション。

所属は安心をくれる。
一人では届かない場所へ連れていってくれることもある。

それでも、ときどき苦しくなる。
抜けたいのに抜けにくい。
辞めたいのに言い出しにくい。
そして、飛んでしまう人もいる。

本当に縛っているのは何だろう。
法か。契約か。それとも空気か。

本書は、所属を否定する本ではない。
仲間を増やす人を責める本でもない。

ただ、構造を観察する。

友達とは何か。
仲間とは何か。
退出の作法とは何か。
抜けにくさはどのように設計されているのか。
粘度とは何か。
恐怖による所属とは何か。

所属には接着剤がある。
関係、目的、誇り、物語、利便性、そしてときに恐怖。

だが、何でくっついているのかを知らないまま、
自分まで貼り付いてしまうと、輪郭は曖昧になる。

自由とは何か。

何にも属さないことではない。
属してもなお、必要ならば抜けられることだ。

本書は、軽やかに読める。
だが、静かにチクリと残る。

群れなくても、あなたは壊れない。

所属の粘度を測り、
自分の輪郭を取り戻すための観察図鑑。

ポポッ🐦✨

くっついている理由が見えたとき、離れる自由も同時に見えてくる。


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