沈黙の観覧車ガイド──芯に火が灯る、13の静かな景色

観覧車という乗り物は、なぜか人の心をほどいてくる。
高所でもなく、スリルもなく、ただ静かに回るだけ。それでも、ふとした夜に「一人で乗りたくなる」ことがある。
この本は、そんな“観覧車の中”で見えてくる13の心象風景を、そっと並べたものです。詩でもない。エッセイでもない。これは、観覧車文学。
「わたし〇〇なんで」と自分に名札を貼るクセの話。何も努力していないのに、世界がマシに見える朝のこと。沈黙と自己欺瞞の違い、とうもろこしの芯の意味、誰にもバレないはずの“心のシートベルト”について。
ゴンドラごとに見えてくる、13の心象風景
各章は、それぞれ一人の読者が乗ったゴンドラとして綴られています。観覧車の中でふと浮かぶ思考や感情を、一つひとつ静かにすくい上げていきます。
チクリスピーカーから流れる、耳の痛いアナウンス
ゴンドラにはチクリスピーカーが搭載されており、時折「自分騙しは極刑に処する」といった耳の痛いアナウンスが流れてきます。
それでも、読み進めるうちに観覧車は静かに回りはじめ、いつの間にか見慣れた景色が少し違って見えてくるはずです。
観覧車とは、人生を眺め直す装置
“観覧車”とは何か。それは「自分にしか見えない高さから、人生を眺め直す装置」なのかもしれません。
芯に火が灯るように、読者それぞれの心に灯る“なにか”があれば嬉しく思います。
なお、この観覧車は一人乗りです。シートベルトは装備されていますが、心が揺れることがありますので、どうぞご注意ください。
ご乗車、お待ちしております。
ご覧いただきありがとうございます。
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