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湿気大国にそよ風を──令和のバカヤローたちへ

著者:カオリ隊長

湿気大国──それは、空気を読みすぎて息苦しくなったこの国の別名かもしれない。

「察して」「共感して」「気を悪くしないように」

──そんな呪文がそこかしこで飛び交う令和の社会。

怒ることも泣くことも笑いすぎることも、どこかで制御されながら、人々は今日も“空気の天気予報”を見て生きている。

本書は、そんな“しっとり社会”にそよ風を送り込むための、小さな革命の書である。

著者・カオリ隊長が日常で感じた違和感、息苦しさ、そして「もうええやん」とつぶやきたくなる瞬間たちを、ユーモアと哲学を交えて軽やかに綴る。

「正しさ」と「優しさ」が支配するこの時代に、どうすれば人は自分の温度で生きられるのか。

「バカヤロー」と叫ぶ代わりに、言葉で風を起こす方法を探し出すのが、この本の目的だ。

本書には、怒りもある。けれどそれは、人を責めるための怒りではない。
湿気を飛ばすための熱。つまり、希望の熱だ。

誰かを論破するのではなく、ただ“濡れすぎた空気”に風を通す。

そんな優しいバカヤローたちへ贈るエッセイ集である。

ポポッ🕊✨
(その「察して」、除湿機つけたらちょっと楽になるで)

読むうちに、きっとあなたの中にも小さなそよ風が起こるだろう。

それは、誰かに合わせるためではなく、自分を守るための風。
無理にポジティブになる必要も、正義の味方を演じる必要もない。

しっとりしたままでいい。ただ、風を感じればいい。

しっとり社会三部作の第一弾として、本作は「共感という名の湿度」をテーマに、
次作『ポイントカード社会とクーポン券社会──つながりを貯める人、得だけ取る人。』、

そして三作目『なぜ、やられたくないことを、ついやってしまうのか?──それでも、人と関わりたいから。』へと続く。

読後には、ほんの少し空気が軽くなっているはずだ。

「バカヤロー」と叫ぶかわりに、心の中でこうつぶやいてみよう。
──ポポッとな。


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