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意識高すぎ辞典 スピも横文字もネットスラングも、全部ツッコミます。

著者:カオリ隊長

世の中には、「ちょっと鼻につくけど、なぜか耳に残る言葉」がある。それが本書『意識高すぎ辞典』の主役たちだ。

スピリチュアル、横文字、ネットスラング。一見まったく違う世界に見えて、どれも「意識の高さ」を競い合っている。そんな現代日本の“言葉バトルフィールド”を、カオリ隊長が冷静と情熱のツッコミで案内する。

スピ界隈のことばは、なぜこうも宇宙を忙しくするのか

スピ界隈では「インディゴチルドレン」や「スターシード」が自分探しの最新形として登場し、「アカシックレコード」や「宇宙意識」といった言葉が並ぶと、もはやGoogleマップの手にも負えない世界が広がる。

「波動」や「アセンション」も、もともとは真面目な思想だったはずが、いまや“意識高い人専用ワード”に変貌中。オーラ診断やヒーリングにのめり込む人々を責める気はないが、言葉だけが独り歩きして、宇宙がやたら忙しい。

ビジネス横文字は、会議室にひそむ呪文である

ビジネス現場も負けていない。「KPI」「マインドセット」「アジェンダ」「エビデンス」。もはや会議というより呪文の詠唱である。

横文字を並べれば賢そうに見えるという“言葉マウント”の温床は、思った以上に根深い。「アウトプットが足りない」「シナジーを生もう」など、どの口が言うてるねん案件も多い。便利な言葉ほど、人を煙に巻く。そんな“ビジネス系鼻ワード”たちを、愛あるツッコミで丸ごと蒸し返す。

ネットとサブカルは、一文字で感情を処理しはじめた

そして第三の舞台が、ネットとサブカルである。「厨二病」「メンヘラ」「エモい」「草」。この国の感情表現は、もはや一文字レベルで進化している。

黒歴史を更新し続け、「ワンチャン」を信じ、「フルボッコ」されてもまた立ち上がる。そこには、やらかしても笑いに変える生命力がある。SNSの海で漂う「スパダリ」幻想や「陰謀論」の熱も、ある意味では現代版の“信仰”かもしれない。

ことばを見れば、その時代の「信じたいもの」が見えてくる

この辞典は、そんな30の言葉を通して、現代人の「信じたいもの」と「見せたい自分」をあぶり出す。読むたびに、「あー、これ言うてる人おるわ」と笑い、「でも、ちょっと自分も使ってたかも」とヒヤリとする。

鼻につく言葉を笑えるうちは、まだ大丈夫。それが心の余白や。

スピも横文字もサブカルも、結局は生き方のクセ

スピも横文字もサブカルも、結局は生き方のクセである。ことばを笑い飛ばすことは、社会をやさしく俯瞰する力でもある。

今日も誰かが、“意識高すぎワード”を誇らしげに放つ。さあ、一緒にその空気をツッコもうじゃないか。

──カオリ隊長、ことばの現場より。


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