無意味、入荷しました。

左子ちゃん 右子ちゃん 中子ちゃん

著者:カオリ隊長

左子ちゃん、右子ちゃん、中子ちゃん。
三人は友達です。

考え方は違うけれど、
それぞれに悪気はなく、
それぞれに「正しさ」を持っています。

学校の班活動、学級会、進路の話。
大人になってからの仕事、結婚、家族との距離。
社会の中で起きる炎上、謝罪、沈黙、赦し。

三人はいつも同じ場所にいますが、
同じ方向を見ているとは限りません。
すれ違い、黙り、距離を取り、
ときどき傷つけ合いながらも、
決定的に分かれきることはありません。

この本は、「どれが正しいか」を決める物語ではありません。

左の考え方、右の考え方、
そして決めきらない立ち位置が、
どんな場面で顔を出し、
どんなときに行きすぎてしまうのかを、
静かに観察していきます。

正しさを突き詰めすぎたとき。
気持ちを守ろうとして、他者を切り捨ててしまうとき。
中立でいようとして、何も変えられなくなるとき。

誰かを断罪するためではなく、
自分の中にもいる三人に気づくための一冊です。

あとがきの後には、
「もし三人が、振り切れてしまったら」という
小さなおまけを置きました。

答えは書かれていません。
けれど、読後に残る違和感や引っかかりが、
これから誰かと話すとき、
何かを判断するときの
小さな間になれば幸いです。

静かに考えたい人のための、短い物語集です。

ポポッ🐦✨

正しさは一つではなく、並んで存在していることもある。


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