イナン教授の人生相談

イナン教授のQ&A|いつも誰かに見られているような気がする

質問(Q)いつも誰かに見られている気がして、本当の自分のまま行動できません。

人の目や評価が気になって、
やりたいこともブレーキがかかります。

頭では「気にしなくていい」と分かっているのに、
どうしても自由になれません。

どうすれば、この感覚から抜け出せますか?

回答(A)

脳の呪縛を解く方法

人の脳は、「誰かに見られている」と勝手に感じるようにできている。

実際には誰も見ていなくても、
「誰かに見られているかもしれない」
「何か言われるかもしれない」
そう感じた瞬間に、思考や行動は静かに制限される。

これは異常ではない。
むしろ、人間に生得的に備わった機能だ。

だが問題は、その機能を「現実」と誤認してしまうことにある。

あなたを見ている“誰か”の正体は、
たいていの場合、他人ではない。
過去に出会った誰かの記憶や、社会の空気を模倣した、
脳内の観客である。

彼らは席を立たない。
拍手も罵声も、すべてあなたの中で完結する。

では、どうすればよいか。

結論は単純だ。
その観客を、舞台から降ろすこと。

つまり——
「ポ…(静)」をつくることだ。

何も起きていない時間。
誰にも見られていないと、自分で決める時間。
出来事を“保存”して、外の視線から切り離す時間。

この一瞬が入るだけで、
脳の中の観客は、驚くほど静かになる。

人は、見られているから縛られるのではない。
見られている“気がしている状態を終わらせていない”だけだ。

人生は、出来事そのものではなく、
それをどう閉じたかで変わる。

だから最後に、ひとつだけ。

今日の終わりに、こうつぶやいてみなさい。

ポ…(静)

それだけでいい。