イナン教授の人生相談

イナン教授のQ&A│なぜ行動できないのか

質問(Q)やったほうがいいと分かっているのに、なぜか行動できません。

やれば変わるとも思っていますし、必要なことも理解しています。

それなのに、先延ばしにしたり、結局やらずに終わってしまいます。

なぜ人は、「わかっているのにやらない」のでしょうか?

回答(A)

それは、「わかっている」からです。

正確に言えば、

“わかったつもりになっている”からです。

人は、言葉で理解した瞬間に、

それを“完了したこと”として扱います。

「やったほうがいい」

「これが必要だ」

そう頭の中で整理できた時点で、

一度満足してしまう。

しかしそれは、

現実では何も起きていない状態です。

理解と実行は、まったく別の行為です。

にもかかわらず、

人はそれを同じものとして扱ってしまう。

ここにズレがあります。

もう一つの理由は、

行動には“摩擦”があるということです。

やるには、エネルギーが必要です。

時間も、集中も、消耗も伴います。

一方で、「わかる」だけなら、

ほとんどエネルギーを使いません。

だから人は、

“低コストで達成感のあるほう”に流れる。

これが「わかっているのにやらない」の正体です。

ではどうすればいいか

答えは単純です。

わかる前に、やる。

理解を深めてから動こうとするほど、

行動は遅くなります。

不完全なままでいい。

納得していなくてもいい。

動いてから、わかればいい。

結び

人は、理解してから進むのではない。

進んだから、理解できるのです。