視界の舞

アスファルトの居場所に
ポポが前後に空気を揺らす

美味しそうな風が吹く

目を貫いた風が
何かを放り込む

視界が遮られた
その一瞬

アスファルトの名もないダンサーは
床を鳴らし

リズムを刻み
宙にほどける

君は
なにを見ているの?

影が遅れてついてくる

さっきの風が
まだ指の中にある

名前のない音が
胸で跳ねる

僕は
何が見たいの?

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