無意味芸術論

ピコン学入門|第10講:ぷるぷるピコン法(方法なし)

諸君。

本講義も、ここまで進んだ。

ここでひとつの疑問が生じる。

「では、ピコンはどうすれば来るのか」

方法はない。

結論から言えば、そうなる。

ピコンは、発生させるものではない。
発生するものである。

したがって、呼び出すことはできない。

しかし、何もできないわけではない。

これまでの講義で扱ってきたように、ピコンには来やすい条件がある。

ながらの状態。
力が抜けているとき。
評価されない環境。
ぷるぷるした未確定の状態。

これらは、ピコンの発生を助ける。

しかし、これらを意図的に揃えたからといって、ピコンが必ず来るわけではない。

ここに、決定的な違いがある。

ピコンは、「起こすもの」ではなく、
「起きるもの」である。

したがって、本講義で扱う「ぷるぷるピコン法」とは、方法ではない。

状態である。

確定していない。
評価していない。
意味を急がない。

この状態を、一時的に許可すること。

それが、唯一の「法」である。

ただし、この状態を維持しようとした瞬間、それは維持ではなく、操作になる。

操作が入ると、ピコンは現れにくくなる。

この矛盾は、解消できない。

来たら、受け取る。
来なければ、放っておく。

これ以上の方法は、存在しない。

なお、ピコンについてもう少し踏み込んだ内容は、以下でも扱っている。

ピコン哲学──不意に訪れる雷の仕組み

以上。