日本語講座

イナン教授の日本語講座:慇懃無礼にならずに断る技術

正しいことを言っているのは分かる。

その熱量も、気持ちも、理解はできる。

けれど、だからといって「ほなあんたも一緒にやってな」となると、どこかで引っかかる。

この違和感の正体はシンプルや。

理解と参加は別やのに、同じものとして扱われているからや。

こういう場面で、丁寧に断ろうとして、逆に嫌われてしまうことがある。

いわゆる「慇懃無礼」というやつや。

言葉はきれいやのに、どこか冷たい。

距離を取ろうとしすぎて、「拒絶された」と受け取られてしまう。

では、どうすればええのか。

答えはひとつや。

共感は残して、同調は選ばない。

この順番が大事になる。

たとえば、こうや。

「気持ちは分かるで。でも今回は乗らんとくわ」

「それ大事やと思う。でも自分は自分のペースでいくで」

「ええこと言うてると思う。ただ今回は一歩引いとくな」

この言い方のええところは、相手の気持ちを否定していないところや。

それでいて、自分のスタンスはちゃんと守っている。

逆にあかんのは、どっちかに振り切ることや。

やたらと丁寧にすると、壁ができる。

ぶっきらぼうにすると、角が立つ。

せやから必要なんは、ちょいラフなかしこ語や。

人間味を残しつつ、距離はきちんと取る。

これができると、人間関係は一気にラクになる。

最後に一言だけ置いとくで。

理解はする。でも、背負うかどうかは自分で決める。

この線が引ける人は、振り子に振り回されへん。

そして、場を整える側に回れる人や。

ポポッ🐦✨