事故り詩『1時間前からおりました』

事故現場は、日常にあり。

ちょっと早めに出た

余裕もって動くの、大事やし
遅れるよりええやろ思って

着く

……早すぎる

まだ誰もおらん

まあええか

近くで時間つぶす

ベンチ座る
スマホ見る
ちょっと歩く

でもな

ずっと気にしてる

時間

まだか
もうええか
早すぎるか

気づいたらな

1時間

経ってる

その間ずっと
“待つための待機”してる

いよいよ時間になる

相手、来る

「すみません、お待たせしました」

いやいや

こっちはな

1時間前からおりました

とは言わん

言わんけどな

その事実だけが
ちょっと浮いてる

余裕持ったはずやのに
余裕だけが長すぎた

時間ってな

早すぎても、事故るねん

ポポッ🕊✨(←読了音)

詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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