事故り詩『来るんちゃうんかい』

事故現場は、日常にあり。

来る

これは来る

鼻の奥で、わかる

くしゃみ

吸い込む
ちょっと止まる
タイミング合わせる

完璧な流れや

……来えへん

あれ

もう一回、整える

顔、ちょっと上げる
光、見る
呼吸、合わせる

準備はできてる

……来えへん

なんでやねん

さっきまでおったやろ

あの“来る感じ”どこいった

中途半端な刺激だけ残る

スッキリせえへん
終わりきらへん
なんかずっと気持ち悪い

待つ

でもな

待ってるときほど来えへん

あきらめた瞬間に来るやつやのに

今回は来えへん

ただ消える

あの勢いのまま
消える

なんやそれ

出るなら出ろ
出えへんのやったら最初から来るな

身体ひとつで
ここまで振り回される日もある

ポポッ🕊✨(←読了音)

詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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