事故り詩 『洗面所パラドックス』

事故現場は、日常にあり。

ピカピカにしたはずの洗面所が
翌朝には
なぜか
毛まみれである

誰の毛かはわからない
いや、たぶん、
わたしである

髪を乾かしたのも
歯を磨いたのも
洗ったのも
すべてわたし自身であるはずなのに

わたしは
昨日、確かに掃除した
ピカピカの蛇口に
うっとりした記憶もある

なのに
今朝、
排水溝にからみつくものたち

一体、
何者が
この小さな四角い空間に
夜のうちに侵入してきたのか?

そして、
誰がまた
今日も掃除をするのか?

──そう、
わたしである

ポポッ🕊✨
詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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