事故現場は、日常にあり。
お湯を注いで
三分待って
さぁ湯切りや!と
フタをめくる
……ズレとるんよ
ビリッと開けたとこが
ちょうど湯切り口じゃない
2センチ右やねん
あの丸い穴が
こちらを見ている
「なんや、そっちちゃうで」って
こっちはもう
開けてもたんや
フタの端っこが
中途半端にべろんちょしてる
もっかい貼ろか?
いや、もう無理や
あの粘着力は一発勝負や
しかも湯切りしようと傾けたら
その“ズレ開け口”から
熱湯がダダ漏れ
アッツッッ!!
もう
味以前の問題
この湯切りの事故は
一日を左右する
今日という日が
「ズレとるんよ」で始まる
これ
人生のメタファーちゃうか?
フタの開け口、
ちゃんと見てたつもりやのに
ズレてんねん
そういう日、あるよな
ポポッ🕊✨(←読了音)
詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。