事故り詩『わからんの、こっちだけ』

事故現場は、日常にあり。

おもろいらしい

みんな言うてる
絶対見たほうがええって

そんなに言うなら思って
観る

最初はちゃんと観る

集中してる
ちゃんと追ってる
置いていかれてないつもり

でもな

途中から、ちょっとズレる

あれ

これ、どこがおもろいんや

もうちょいしたら来るんかな
あの“すごいとこ”が

待つ

来えへん

いや、来てるんかもしれん

でもな

こっちは受け取れてへん

笑いどころで、笑われへん
感動のとこで、動かへん

むしろな

「ここ?」ってなる

終わる

エンドロール流れる

周り、ざわついてる

「よかったな」って空気

こっちだけ、静か

わからん

ほんまにわからん

面白くないんちゃうねん

面白さが、届いてへんねん

そのズレだけが
やたら残る

帰り道

検索する

「解説」

ちょっとだけ理解する

でもな

その時にはもう
最初の時間、戻ってこーへん

わからんの、こっちだけ

それが一番、事故ってる

ポポッ🕊✨(←読了音)

詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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