事故り詩『99のまま、生きてる』

事故現場は、日常にあり。

最初は、ちょっとやった

赤い丸に
小さく「1」

あとで見よか
今ちゃうしな

それが、2になって
3になって
気づいたら、7くらいになってた

まあ、ええか

そんな急ぎのもんちゃうやろ

ほんである日

「23」

あれ

ちょっと多ない?

でもな

ここまで来たら
逆に開けるの怖いねん

一個ずつ処理する気力と
まとめて受け止める覚悟と

どっちも足りてへん

そのまま放置してたら

「57」

もう数字として見てへん

ただの圧や

そして、ついに

「99+」

ここまで来たらな

完成してる

何が来てるかも知らんまま
全部がそこにある状態

既読つけてへんのに
世界だけ、進んでいく

指を置く

開くか
閉じたままにするか

その一秒が、やたら長い

結局

今日も、そのままにする

99のまま
なんとなく、生きてる

ポポッ🕊✨(←読了音)

詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

関連作品