事故り詩『パン袋クライシス』

朝のキッチン
トースト焼くぞと
パンの袋を開けたら

例のアレ──
あの針金入りのクネクネ──
もうおらん。

「…え、あれどこ行った?」
戸棚の中か?
ゴミ箱か?
パンくわえて探す私こそ、事故。

しゃあないから
無理やり袋ねじって
輪ゴムでくくる。

でも、あのときの安心感は
もう戻らん。

あのクネクネ、
お前だけが、
パンをパンたらしめていた。

お前がいないと、
食パンはたちまち──

不安や。

ポポッ🕊✨(←読了音)
詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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