事故り詩『どっちが散歩してるんや』

事故現場は、日常にあり。

道、歩いてると見る

犬の散歩

普通の光景や

でもな

たまにおる

完全に逆のやつ

犬、前

人、後ろ

リード、ピンと張ってる

引っ張られてる

歩いてるんちゃうねん

連れていかれてる

犬はな

行きたいとこに行く
止まりたいとこで止まる
嗅ぎたいもん全部嗅ぐ

人はな

ついていく

止まる
待つ
また引っ張られる

あれ見てると

どっちが散歩してるんかわからん

飼ってるのか
飼われてるのか

関係、逆転してる

でもな

あの人、ちょっと楽しそうやねん

振り回されてるのに
ちゃんとついていってる

あれがな

ちょっとええなと思う

主導権なくても
成立してる関係

人間だけが
リード持ってるとは限らんねん

ポポッ🕊✨(←読了音)

詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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