事故り詩 『歯ブラシ、それは反乱軍』

事故現場は、日常にあり。

夜の洗面所
今日も一日おつかれさんと
歯をみがく

歯ブラシ立てに戻そうとしたら

立たへん
こいつ、立たへん

毛がボワボワに広がって
スリムだった頃の面影ゼロ

お前…
こんなに反り返って…

何を戦ってきたんや?

歯と?
歯垢と?
それとも、私の生活と?

一緒に闘ってきた仲間なのに
今や
ただの
ふんわりモップ

それでも
私はまだ使うねん

替えどきなんて
誰が決めた?

お前が折れるまで
私も折れへん。

ポポッ🕊✨(←読了音)
詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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