吠え詩『胃腸の吠え』

ドゴゴゴゴ、と鳴らすなと言うた覚えはない。
ただ、わしは訴えておるのだ。

熱いまま来るな。
噛まずに来るな。
空気を連れてくるな。

ここは処理場や。
奇襲を受ける場所ではない。

今日もまた、
巨大な未処理物体が落下してきた。

「いける思たんや」と
上から声がした。

いけるかどうかではない。
処理できるかどうかや。

わしは今日も働く。
黙って働く。
ただし、音は鳴らす。

ドゴゴゴゴゴ……

これは悲鳴ではない。
業務報告や。

関連作品