──書かれた瞬間、消える踊り。
舞台には、誰もいない。
音楽もない。
ただ、床にうっすらとアプリコット色の足跡が浮かぶ。
誰も踊っていないのに、踊りの記録だけが残されていく。
ブブ先生は「これはもう舞いやなくて“書”や」と言い、
モネパグは「ペンで踊ったんちゃう?」と的外れなことを言った。
客席の団長はひと言。
「わし……さっき通ったんかも。アプリコットの夢の中で。」
🍑アプリコット・パグとは
実在するのか、
白とフォーンの中間なのか、
甘い香りがするようなしないような、
見た人が“あれ、見間違い?”って思う存在。
🎤観客コメントより(抜粋)
💬「舞台が終わってから、足の裏が甘かった。たぶん関係ある。」
─ 30代・女性(素足で観劇)
💬「途中、照明がうっすらピンクになったんやけど、誰も触ってないらしい。」
─ 照明スタッフ(震え声)
💬「アプリコット色って、何?でもわかる気がした。なんか、わかる。」
─ 10代・男子(やさしめ)
💬「そのへん歩いてた子ちゃう?アプリコット?なんそれ?」
─ 通りすがりのおばあちゃん(ピーナッツ持参)
🐾謎の補足:
この演目は、終演後にパンフレットが配られます。
だが、読むと内容がどんどん薄くなっていきます。
インクが消えるのか、記憶が溶けるのか、それも謎。
読み終える頃には、
「何を見たか」ではなく、
「なぜ、まだ心が甘いのか」だけが残るのです。