吠え詩『花壇の中の異物』

咲いとるだけやのに、
なぜ踏みにじられる前提なんや。

こっちはな、
季節を受けて、
水を吸って、
ちゃんと開いとる。

それをやな、
飲み終わりのテンションで
ポイやと?

「どうせ誰かが片付ける」
その“誰か”の顔、見たことあるか。

根っこ張ってるもんに対して、
軽すぎるねん、お前の手は。

ここはゴミ箱ちゃう。
ここは、生きとる場所や。

ワシらはな、
黙って咲いとるだけちゃう。

見とるで。

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