無意味詩『地球は球やった(実感編)』

「地球は丸いらしい。」

そう聞かされて、
もう何十年も生きてきた。

でも、
スーパーへ行っても、
公園を歩いても、
ポポ散歩をしても、

地面はずっと平らだった。

だから私は、
どこかで疑っていた。

「ほんまか?」

ある日、
私は決めた。

真っ直ぐ歩こう、と。

曲がらず、
迷わず、
ただ真っ直ぐ。

山を越え、
国を越え、
ポポ鍋を食べ、
作務衣を着替えながら、

ずっと歩いた。

そして数年後。

私は、
見覚えのある自動販売機の前に立っていた。

「あれ?」

そこには、
昔よく通ったコンビニがあり、
いつもの犬が寝ていて、
郵便受けにはチラシが詰まっていた。

私は静かに空を見上げた。

「……マジで球やったんか。」

ポポッ🌍✨

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