事故り詩 『ボタンの向こう側』

事故現場は、日常にあり。

「ウーロン茶」って書いてある
迷わず押す
指先に、
ほんのり期待を込めて

機械がゴウンと唸って
紙コップがスッ……と出てきて
チョロチョロと注がれる透明な液体

……これ、水やん

ウーロンのウの字もない
茶葉の影もない
なんなら、
「いやいや水でええねん」みたいな顔して出てきてる

誰が悪いわけでもないけど
ちょっとだけ
ひとりぼっちの味がした

ポポッ🕊✨
詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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