(静かな夜。白いカーテンが揺れている。月の下、白パグだけの集会所)
シュガー3号:
「この前な、床にちょっと座っただけやのに、
掃除のおばちゃんにモップでこすられてん……
“あれ?汚れやなかったん?”って言われて、
なんか……しみたわ。」
ホワグチ:
「ワイは、口元だけ黒いから、
“牛?”言われたことある。
モーモー鳴いたことないのにな。」
MEI:
「ワイはな……
子どもに“おばけや!”言われた。
そんなに真っ白って、こわいんか?」
フェードマン:
「今日、わりと白いやろ?
でもな……昔はフォーンやったんや。
色が逃げてっただけや。
ワイ、自分が“消えてく感覚”わかるで。」
(少し間があく)
スノーラ:
(ぽつりと)
「服、似合わへんって言われた。
どれも“白すぎて浮く”って。
浮いてんの、服ちゃうのにな。」
(静寂)
シュガー3号:
「なあ……
白って、ええ色なんかな。
それとも、ないほうがよかったんかな。」
ホワグチ:
「白はな、誰よりも見つけられにくい。
でも、一度見つけたら──忘れられへん色や。」
MEI:
「ここおるみんな、見つけてもろてる。
それだけで、
このオフ会……やってよかった思うで。」
(静かにうなずく面々)
スノーラ:
(小さく微笑んで)
「白は、どんな色にもなれる。
でも今日は、ただの白で、いてもええんやな……」
(幕)
「そのままの色で、今日もおってええんやで」
一番、ひとりぼっちなんかもしれん。