疲れ詩『行こうと思ってた場所が休みやった』

準備した。
時間も調べた。
行き方も確認して、
ひさしぶりにちょっとだけ「外に出よう」と思った日やった。

服も選んだ。
靴も磨いた。
気合いも入れた。
“ちゃんと出かける気持ち”を久々に思い出した。

なのに、
着いた瞬間──

「本日休業」の紙切れが、ドアにぺたり。

貼られてたのはA4一枚。
でもわたしには、
“全部やり直し”って書いてあるように見えた。

なんで今日?
なんでこのタイミング?
わたし、間違ったん?
「やっぱり出かけんほうがよかったんかな」
って、思ってしまった。

せっかく動いたのに、
誰にも会わず、
何も得ず、
ただの往復。

なのに
足だけは、ちゃんと疲れてた。

帰りの電車、
窓に映った自分の顔が、
なんか、間抜けやった。

次、行ける日があったとしても、
今日の分の勇気はもう戻ってこないかもしれん。

(了)

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