事故り詩『一歩も進まれへん』

事故現場は、日常にあり。

今日は仕事や

ちゃんと動く日や
ちゃんと進む日や

でもな

場所があかん

観光地

人、多い

めちゃくちゃ多い

一歩、出る

止まる

写真、撮ってる

もう一歩

止まる

地図、見てる

さらに一歩

止まる

誰かに話しかけられる

「Excuse me」

あ、はい

なんとなく答える

その横から

「すみません」

さらに後ろから

知らん言語

全部、同時に来る

いや待って

順番とかないん?

こっちはな

ただ進みたいだけやねん

でも進めへん

一歩ごとに止められる

気づいたらな

さっきと同じ場所におる

時間だけ、進んでる

自分だけ、進んでへん

仕事ってな

移動できて初めて成立するもんやねん

それができへん

観光地ってそういうとこや

世界中から人来てるのに
自分だけ、一歩も進まれへん

ポポッ🕊✨(←読了音)

詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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