無意味詩『逆転回路』

デジタル化でペンを持たなくなったある日
キラキラのついた分厚いノートが目に入る

忘れかけた昔の交換日記、シール帳…
浪費と割り切り購入した
真新しい1ページ。

私は何を書くのだろう。
一文字も浮かばない。

昔は
ワープロに手を乗せても
文章を考えるモードにならなかったのに

今は
ノートにペンを走らせようとしても
何も起きない

スマホのメモ帳には
あれほど書けるのに

脳みそがポポりすぎて
回路がどこかで入れ替わった

慌てて
ノートに指を乗せてみる

溢れる思い…

やばい
紙に指では書けないやろ

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