疲れ詩『スパムおにぎりが沁み渡る』

もうええかと思った足が、
まだ歩いていた。

景色は増えたのに、
帰り道だけが、わからない。

ポケットの中には、
減ったルンルンと、
増えた疲れ。

コンビニの灯りに吸い寄せられて、
選んだのは、あの四角い塊。

塩と脂と、ほんの少しの罪悪感。

かじった瞬間、
今日が身体に戻ってくる。

歩いた分だけ、
ちゃんと沁みる。

帳消しじゃない。
これは、回収や。

ポポッ🐦✨

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