事故現場は、日常にあり。
さっきまでおった
ブンブン言うて
部屋中回ってた
ちゃんと働いてた
あいつや
ルンバ
気づいたら、音がない
あれ
どこいった
止まったんか
終わったんか
戻ったんか
姿、見えへん
呼んでも返事せえへん
まあええか
どっかおるやろ
そのまま時間過ぎる
なんか静かすぎる
気になってくる
探す
机の下、ない
棚の横、ない
カーテンの裏、ない
お前どこ行ったんや
ふと、ソファの下
おった
奥の方で
ひっそり止まってる
微妙に届かへん位置
あんなに自由に動いてたのに
最後、そこなんや
引きずり出す
軽い
もう動かへん
充電切れか
力尽きたか
なんかちょっとだけ
申し訳ない気持ちになる
もっと手前で止まれたやろ
なんで奥まで行ったんや
働いて、働いて
最後、ソファの下で終わる
それなりに、人生やな
ポポッ🕊✨(←読了音)
詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。