世の中には、さまざまな問題が起きている。
誰かのトラブル。
どこかの対立。
正しさを巡る議論。
それらは、次から次へと現れる。
そして多くの場合、人はそれに反応する。
意見を言う。
関わる。
どちらかの側につく。
しかしスン民は、少し違う。
まず一度、距離を取る。
「いや、ちょっと待て」
その問題は、本当に自分が関わるべきものだろうか。
自分に直接関係しているだろうか。
そして静かに判断する。
火の粉が来ているかどうかを。
もし来ていなければ、動かない。
無理に関わらない。
無理に意見を持たない。
それは無関心ではない。
ただ、すべてを引き受けないという選択である。
世の中のすべてに関わろうとすると、
どこかで自分がすり減っていく。
だからスン民は、範囲を決める。
自分に届くところまで。
自分が責任を持てるところまで。
そして、それを超えるものは手放す。
必要なときだけ、動く。
火の粉が来たときだけ、対応する。
それ以外は、静かにしている。
放置という言葉は、少し冷たく聞こえるかもしれない。
しかしそれは、
自分を守るための距離でもある。
スン民は、すべてを背負わない。
その代わりに、
自分の手の届く範囲だけを大切にする。