スン民エッセイ第5記録『精神メタボ』

世の中には、外からは問題なさそうに見える人がいる。

仕事もしている。
人付き合いもできている。
社会にも適応している。

しかしその内側では、別のことが起こっている。

我慢。
遠慮。
抑え込まれた感情。

それらが少しずつ積み重なり、
気づかないうちに溜まっていく。

見た目は普通でも、内側は重くなっている。

これを私は「精神メタボ」と呼んでいる。

体のメタボと同じように、
外からはすぐにはわからない。

しかしある日、ふと崩れる。

理由もなく疲れる。
何もしたくなくなる。
急にすべてがしんどくなる。

それは突然ではなく、
静かに積み重なった結果である。

多くの人は、社会に適応することを大切にする。

しかし適応と健康は、必ずしも同じではない。

スン民は、ときどき自分の内側を見る。

「いや、ちょっと待て」

これは本当に、自分の意思だろうか。

それとも、積み重なった何かだろうか。

そして少しだけ、重さを下ろす。

全部じゃなくていい。
少しだけでいい。

それだけでも、内側は少し軽くなる。

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