事故り詩『生きてたんか』

事故現場は、日常にあり。

あの感触、消えた

確かに触ってたはずやのに
指から、消えた

ハードコンタクト

落ちた

どこいった

床、見る
洗面所、見る
鏡の前、全部見る

ない

絶対この辺やのに
見つからへん

踏んだかもしれん
流れたかもしれん
もう終わったかもしれん

しゃーない

あきらめる

ちょっとだけ、落ち込む

次の日

なんとなく見る

おる

昨日見たはずの場所に
普通におる

なんでやねん

あんな探したやろ

あんな絶望したやろ

なんで今、そこにおるねん

拾う

軽い

ちゃんと無事や

ちょっとだけ、感動する

再会や

昨日はな
もう二度と会えへん思ってた

でも今、ここにおる

コンタクトひとつで
ここまで感情動くんかって思う

なくしたと思ったもんが
戻ってくる日もある

それが一番、事故ってる

ポポッ🕊✨(←読了音)

詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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