疲れ詩 『保湿ティッシュが友達』

LINEも既読スルー。
仕事の通話も空振り。
猫は寝てるし、スマホは冷たい。

でも、
枕元にある
しっとりタイプの保湿ティッシュだけが、
今日いちばん寄り添ってくれた気がした。

鼻かんでも、
涙ふいても、
頬を押さえても、
文句ひとつ言わん。

普通のティッシュなら、
ガサガサしてもう一回落ち込むのに、
この子は……
わたしを傷つけないように
そっと肌を守ってくれる。

もうええねん。
わかってる、今はひとり。
でも、
この保湿ティッシュがある限り──


“しっとりと、孤独じゃない。”


ああ、やっぱり今日も友達はこの子だけやった。
ありがとうな。
明日もよろしく。

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