ピーとは、己のうちなる柔らかさである。
尖りすぎた種は、やがて己を砕く。
だが、ピー(ピーナッツ)はどうや?
どんな味にも馴染み、
しっとりと包み、
人の怒りも、喉の渇きも──
いっとき忘れさせる。
柿とピーは、陰と陽
ピリッと攻める柿。
ふわっと受けるピー。
この世界は、攻めと受けのハーモニーでできておる。
柿ばかりでは戦になり、
ピーばかりでは宴にならぬ。
混ぜるな危険、されど──
カキタネ仙人は言うた。
「混ぜるな危険、と言われたとき、
わしは混ぜた。」
「そこに“旨味”が生まれたのじゃ。」
──伝説の「激辛柿ピー事件」の記録である。