事故り詩『首もとのノスタルジア』

今日は決めたんや。
シャツのボタン、ちょっと開けて、
イヤリングも涼しげなやつにして、
鏡に向かって、「ええやん私。」

外に出て、灼熱パンチ。
あっつ……
首、あっつ……

ハンカチ、巻いた。
ハンカチ、
巻いてもうたんや。

気づいたら、
通りすがりのおばあちゃんが笑う。
「まぁ、ええ風習や。」

私の首から漂うのは、
香水じゃなくて、
実家の風呂上がり感。

夏に勝とうとして、
気づけば、
夏に育てられてたんかもしれへん。

ポポッ🕊✨(←読了音)
詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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