ルンルン詩『ルンルンは靴下になった』

靴下を履こうとして、
左足のがなかった。

探しても探しても、
見つからなかった。

あきらめて、
べつのを履いたら、
なんかちょっと、しっくりこなかった。

でもその日、駅の階段で
「よっしゃ!」って気持ちになった。

なんでか知らんけど、
風がよかった。

帰ってきたら、
左足の靴下が、きちんと揃って
タンスの奥にあった。

たぶんルンルンが、
ちょっとだけ変身してたんやろな。

今日は靴下になって、
足元から支えてくれてたんやと思う。

🧦あとがき

ルンルンって、たぶん目に見えへんけど、
ふとした物の中に宿ることもあるんやと思う。

今日は左足の靴下やった。
明日はどこにいてくれるんやろな。

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