あのときの言葉は、
まだ返ってきていない。
渡したままの声が、
どこかで止まっている。
帳簿には書いてある。
未収金。
回収予定、未定。
けれど私は知っている。
それが“なかったこと”にはならないことを。
届かなかった想いも、
返事のなかった呼びかけも、
ちゃんと存在している。
ただ、まだ回収されていないだけや。
無理に取り立てんでええ。
催促もいらん。
そのまま置いておく。
時間の棚の、いちばん奥に。
いつか、形を変えて戻ってくるかもしれんし、
戻らんまま、誰かの中で残るかもしれん。
それでもええ。
未収金とは、
未来に預けたままの価値や。
帳簿の余白に、
静かに残しておく。
ポポッ🐦✨