ルンルン詩『ルンルンの素潜り』

今日はルンルンが見当たらなかった。

朝はいた。
トーストがいい焼き加減で、3ルンルン。
靴下がスムーズに履けて、2ルンルン。

でも昼を過ぎたころ、
ふと気配が消えた。

探しても見つからない。
ポケットの中にも、心の中にも。

夕方、帰り道。
川沿いを歩いてたら、気づいた。

ルンルン、
潜ってたんや。

静かに、深く、
水底の石をめくるように、
今日の中を泳いでたんや。

ちゃんと息継ぎして、
また浮かんでくるって信じてる。

だって、あいつ──
泳ぎ、うまいから。

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