事故り詩『そこちゃう切れ方』

事故現場は、日常にあり。

ただ包みたいだけやねん

残り物
ちょっと置いとくだけや

ラップ、引く

スーッと出てくる
ここまではええ

問題は、このあとや

端っこ、合わせる

ギザギザに当てる

切る

……切れてへん

なんでやねん

もう一回

位置、変える
ちょっと強めに引く

切る

……変なとこで裂ける

そこちゃうねん

横にまっすぐいってほしいねん

なんで斜めいくねん

しかもな

ちょっとだけ残る

完全に切れへん

ビロビロしたやつが残る

一番腹立つ形

整えようとする

さらに崩れる

もうええか

そのまま使う

なんとなく包まれてる状態

密閉、されてる気はせえへん

でもな

これ以上やると
もっと事故る

ラップひとつで
こんなに負ける日もある

ポポッ🕊✨(←読了音)

詩が浮いてるんじゃない、世界が沈んでるだけや。

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