かつて、この街には鬼がいたとされる。
鬼は人のそばで、「美しいもの」を見つめる存在だった。
本記録は、鬼に関する複数の証言をもとに再構成されたものである。
記録は五つに分かれている。
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第一記録 鬼とは何か
鬼の定義と、その存在の起源についての記録。 -
第二記録 鬼と子ども
子どもたちと鬼の関係、そして最初の違和感。 -
第三記録 夢の変化と鬼の嘆き
成長とともに変化する夢と、鬼の叫び。 -
第四記録 見えなくなる声
鬼が見えなくなる過程と、その静かな受容。 -
第五記録 めっちゃ美しいで
最終記録。鬼の最後の声と、祝祭の記憶。
※本記録における鬼の存在は、確認されていない。
ただし、複数の証言に共通して、同一の発言が記録されている。
「めっちゃ美しいでー」